畳は、おおまかに分けると畳床・畳表・畳縁の3つの部材で作られております。
畳表は、裏表の両面を使うことができます。
ですから、現在使っている畳表をひっくり返して裏面を出して畳縁を新しい物と交換して縫い直すことを
「裏返し」と言います。
上の画像は、新畳から3年経過して裏返しをした時の写真です。
裏側は、新畳の時と同じような青さです。
裏返しは、畳表の品質や畳を使用している部屋の環境条件でも違ってきますが、目安として4~6年で裏返しを
されるをおすすめいたします。
何故ならそれ以上の年数を経過しますと畳表の裏側も少しずつ日に焼けてくるため、裏返しをしても畳の青さが
ほとんど出ない場合があります。
また、目安の年数に満たなくても畳の表面が傷んで毛羽立ってきたら裏返しをしましょう。
あまり畳の表面の傷みが進んでしまうと裏返しができなくなってしまいます。
畳表を新しい物と交換することを「表替え」と言います。
裏返しをしてから5~6年経過して畳の表面が傷んできたら表替えをしましょう。
また、裏返しをしていなくても畳の表面の傷みがひどく畳表の中の経糸(縦糸)が見えてきてしまった場合なども
表替えをしましょう。
畳表・畳床ともに、すべて新しくして畳を「新畳」と言います。
畳床の種類や畳を使用している部屋の環境条件によっても、かなり耐久年数は違ってまいりますが20~40年くらい
で新畳への交換時期になります。
畳がブカブカしてきたり凸凹がたくさん出来たり、何かの原因で腐ってきたりシロアリに食べられてしまったり
した場合には新畳への交換をおすすめいたします。
ただし、修繕が可能で表替ができる場合もありますので当店にご相談ください。